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印欧祖語

*(s)kend-

輝く・明るく現れる

to shine, to appear bright

英語での現れ方

ラテン語 candeō(白く輝く・燃える)から出た cand が中心で、光の側と白さの側の二方向に広がった。光の側は candle(ろうそく)を核に candlestick・candlelight・candlewick・candlepower と実用語が並び、光の強さの単位 candela、枝分かれした燭台の candelabrum・candelabra もここに入る。熱して白く光る状態を言う incandescent・incandescence は、動詞の「輝きだす」形から来ていて、白熱電球のような文脈で使われる。火をつける側に振れた incendiary(焼夷の・扇動的な)は同じ語根の別系統の綴りで、ce の形になっているのが見分けにくいところ。

白さの側では candid が「白い→混じり気のない→率直な」と進み、副詞の candidly、名詞の candor・candour(率直さ、英米で綴りが割れる)が続く。candidate は、古代ローマで公職を求める者が白く輝くトーガをまとったことに由来するとされ、そこから candidacy・candidature(立候補)が派生した。フランス語を通った系統は chand の姿になり、ろうそく職人だった chandler(今は雑貨商・船具商)、chandlery、そしてろうそくを並べた chandelier(シャンデリア)になる。cand と chand は同じ「ろうそく」から出た双子だと押さえておくと結びつけやすい。