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イタリック祖語

*merks

英語での現れ方

ラテン語 merx(商品)に遡る枝で、売り買いの語彙がここに集まる。merchant(商人)、merchandise(商品)、mercantile(商業の)、commerce(互いに取引する→商業)、commercial(商業の/コマーシャル)が中心で、mercer のような古い職業名も残る。市場を表す mercātus が別ルートで入ったのが market で、marketplace・marketable・marketer・supermarket・hypermarket・upmarket・downmarket と、現代の経済語を大量に作っている。

意外な仲間が mercy で、「報酬」を表したラテン語が「対価を求めない情け」へ転じたとされ、merciful・merciless・mercifully・unmercifully が続く。取引の語と慈悲の語が同じ源というのがこの家族の面白いところ。なお commercialize / commercialise、commercialization / commercialisation のように米英で綴りが割れる派生が多いので、どちらかに統一して覚えるとよい。