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イタリック祖語

*opis

英語での現れ方

ラテン語で「力・財」を表した名詞に遡る一族で、英語には三つの顔で入っている。財がありあまる状態が opul で、opulent(豪奢な)・opulence。これに「共に」を意味する接頭辞が付いた語は「豊富」を指し、copious・copiously(豊富な)、豊穣の角を意味する cornucopia に原義が残る。写しの copy も、この「豊富」が中世に「書き写して数を増やしたもの」を指すようになったところから来たとされ、copier・copyist・copying・copybook・photocopy・photocopier・copyright・copyrighted・copyholder・copywriter・copycat と、現代的な語まで一続きにつながっている。

もう一つの顔が offic で、「力を尽くして行う仕事=務め」を表した語から、office(務め→役所・職)、official・officially・unofficial・unofficially(公務の→公式の)、officer(職を担う人)、officialdom(お役所組織)、officeholder が派生した。コツは、この一族を「豊かに満ちている」と「務めを果たす」の二筋に整理すること。注意したいのは officious で、「務めに熱心すぎる」から「おせっかいな」という悪い意味に転じており、official と取り違えると意味が逆向きになる。