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印欧祖語

*ǵʰdʰoym-

英語での現れ方

もとは「大地」を表す語根に連なり、天上の神に対して「地に住む者」を指したとされる。ラテン語 hūmānus がフランス語を経て入ったため、英語では human の綴りがほぼそのまま保たれ、humans・humankind(人類)・humanlike・humanoid(人型の)・humanly と広がる。否定や程度の接頭辞と組む形も多く、nonhuman・subhuman・unhuman、さらに humanize(人間らしくする)とその逆の dehumanize(人間性を奪う)が対になる。humanism(人文主義・人間中心主義)もここから。

つまずきやすいのが humanhumane の一字違いで、human は「人間の」という事実の記述、humane は「思いやりのある・人道的な」という評価を表す。だから inhuman(人間ではない・冷酷な)と inhumane(非人道的な)も語感がずれる。humanit の系統では、humanity が「人類」と「人間らしさ・慈悲」の両方を担い、複数形の humanities は「人文学」を指す。humanitarian(人道主義の)は救援活動の文脈で頻出するので、humanity との結びつきで覚えるとよい。