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イタリック祖語

*moltos

多い、多くの

much, many

英語での現れ方

「多い」を表すラテン語がそのまま接頭辞になった型で、後ろに名詞や形容詞を付ければいくらでも語が作れる。multinational(多国籍の)、multicultural(多文化の)、multilingual(多言語の)、multimedia、multipurpose のように、意味は「後半の語が複数ある」と読むだけでよい。学術語では定義が厳密になり、multicellular(多細胞の)、multivariate(多変量の)、multilateral(多国間の)、multifactorial(多因子性の)のように専門用語として働く。

もう一つの枝がラテン語 multiplex(多くの襞をもつ)から出た multipl で、multiple・multiply・multiplication・multiplier のように「掛ける・倍にする」という算術の意味を担い、multiplex は「多重の」から映画館や通信の語になった。multitude(多数・群衆)も同じ family。読むときのコツは、multi- を切り離して後半だけを見ること。辞書に載っていない合成語でも意味が通るのは、この接頭辞が今も自由に使われているため。