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ゲルマン祖語

*raipaz

英語での現れ方

古英語 rāp「縄・綱」から rope が続き、stiġrāp は馬に乗る際に足を掛ける綱を表した。その流れにある stirrup は現在の「あぶみ」で、材質が変わっても乗り手の足を支える役割が残る。towrope は物を引く綱、ropeway は綱を利用する運搬設備、tightrope は張り渡した綱。何を支え、何を動かす綱なのかを見ると複合語を理解しやすい。

ropy は縄のように筋がある、粘って糸を引くといった性質に使う。ropewalk は長い縄を作るための細長い作業場で、綱渡りそのものとは用途が違う。rape にもイングランドのサセックスにあった行政区画の名称があり、これを rāp と結びつける説がある。この珍しい用法を除けば、まずは張る・結ぶ・引くための長い綱を中心に、形や用途の広がりをたどれる。