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ゲルマン祖語

*fiskaz

英語での現れ方

ゲルマン祖語 *fiskaz は、古英語 fisċ、中英語 fisch を経て今の fish になった語で、オランダ語 visch に見られるように f と v の対応で他のゲルマン語ともそろっている。同じ段階で「漁をする」動詞(*fiskōną → 古英語 fiscian)と「漁をする人」の名詞(*fiskārijaz → 古英語 fisċere)も作られており、英語の fish(動詞)、fishing、fishery、fisher、fisherman はその系統をそのまま受け継いでいる。魚を捕る鳥を kingfisher と呼ぶのも同じ作り方。

名詞としての fish は複合語を作る力が強く、後ろに置けば魚の種類(swordfish・sawfish・catfish・sunfish のほか、shellfish・cuttlefish・jellyfish のように魚でないものも含む)、前に置けば漁や魚にまつわる物(fishhook・fishpond・fishbowl・fishbone・fishtail・fishmonger)になる。古英語の複合語 sċielfisċ が shellfish に、中英語 garfysche が garfish に続くように、この作り方自体が千年以上変わっていない。stockfish のように保存法を示すものもある。

この語源をもつ英単語