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イタリック祖語

*flāō

吹く

to blow

英語での現れ方

中心の意味は「吹く」。ラテン語 flō の分詞形から来た flat は、in-(中へ)で inflate(空気を入れて膨らませる。inflatable=膨らませられる)、de-(下へ・除く)で deflate(空気を抜く)、con-(一緒に)で conflate(吹き合わせる→二つを混同する)となり、接頭辞が「空気をどう動かすか」を決める。医学の flatus(腸内ガス)は「吹かれたもの」そのもの。形容詞の flat(平らな)は別系統の語なので、綴りが同じでも結びつけない。

経済の語彙では flation が独立した部品のように働く。物価が膨らむ inflation、しぼむ deflation、上昇率が鈍る disinflation、景気停滞(stagnation)と物価上昇が同居する stagflation まで、「膨張・収縮」の比喩で一貫している。形容詞は -ary を足した inflationary・deflationary。このほか、フランス語から来た souffle(膨らませた菓子)と医学の insufflation(吹き入れ)は sub-(下から)+「吹く」の形。flav の flavor(風味)系も、香りが立ちのぼるイメージでこの家族に連なるとされる。