rare と raw の違い
rare は「珍しい」、raw は「生の」。ステーキの「レア」は rare、「生肉」は raw meat — 焼き加減と非加熱はまったく別の話です。
結論
rare 「珍しい・まれな」+「(肉の焼き加減が)レアの」
raw 「生の・加熱していない・未加工の」— データや感情にも
軽く焼いてあるのが rare、火を通していないのが raw。
比較表
| rare | raw | |
|---|---|---|
| 主な意味 | 珍しい/(焼き加減の)レア | 生の・未加工の・むき出しの |
| 肉の場合 | 表面は焼けている(食べられる) | 完全に非加熱(調理前) |
| よく使う形 | a rare species希少種 rare, medium, well-doneレア・ミディアム・ウェルダン | raw fish / raw data生魚/生データ raw materials原材料 |
| 例文 | I'd like my steak rare.ステーキはレアでお願いします。 | Sushi uses raw fish.寿司は生の魚を使う。 |
語源でわかる違いと覚え方
raw の祖先は古英語 hrēaw「生の」。さらに遡る印欧祖語の根は「生肉・新鮮な血」を意味したとされ、「生」の概念の最古層に届く単語です。「珍しい」の rare はラテン語系の別語で、2語は他人同士です。
raw は肉から離れても「加工前」を保ちます — raw data(生データ)、raw materials(原材料)、raw emotion(むき出しの感情)。焼き加減の rare は「珍しい」とは別系統の語とされ、同じ綴りに合流した歴史を持ちます。
覚え方
注文はレア(rare)、まな板の上は raw。
raw = 加工前。データも感情も raw になれる。
使い方と例文
rare の使い方
rare = 珍しい — 希少
- a rare opportunityめったにない機会
- It's rare for him to complain.彼が愚痴を言うのは珍しい。
raw の使い方
raw + 食材・素材 — 生の・未加工の
- Don't eat raw chicken.鶏肉を生で食べてはいけない。
- the raw data from the survey調査の生データ
Raw beef becomes a rare steak after a quick sear.
生の牛肉は、さっと焼き目をつければレアステーキになる。
よくある間違い
×I'd like my steak raw.
○I'd like my steak rare.
焼き加減の注文は rare。raw だと「生のまま持ってきて」になってしまいます。
理解度チェック
「生データを加工する」— process the ___ data
(未加工の。)
惜しい。正解は raw。未加工は raw。raw data が定訳。
「希少な切手」— a ___ stamp
(めったにない。)
惜しい。正解は rare。珍しいは rare。
よくある質問
Q. 「レアもの(希少品)」の意味でも rare でいい?
はい。a rare item / a collector's item と言えます。日本語の「レア」は希少と焼き加減の両方に使いますが、英語の rare も同じ二役をこなします。
同じ語源の仲間
rawhide(なめす前の生皮)は raw の直系。rarely(めったに〜ない)は rare の副詞です。