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ratio と ration の違い

ratio は「比率」、ration は「配給・割当量」。一字違いのこの2語は、ラテン語 ratiō「計算・理由」という同じ親から生まれています。

結論

ratio 「比率・割合」— AとBの数量関係。数学・統計の語

ration 「配給(する)・割当量」— 計算して配る一人分

計算の結果の関係が ratio、計算して配った量が ration。

比較表

ratioration
品詞
名詞
名詞・動詞
主な意味
比率・比
配給量/配給制にする
よく使う形
the ratio of A to BAとBの比率
food rations食糧の配給
ration 〜〜を配給制にする・節約して使う
例文
The student-teacher ratio is 15 to 1.生徒と教員の比率は15対1だ。
Water was rationed during the drought.干ばつの間、水は配給制になった。

語源でわかる違いと覚え方

親はラテン語 ratiō「計算・理由・合理的な方法」— 動詞 reor「考える・判断する」の家族です。ローマ人にとって「考えること」と「計算すること」は同じ言葉でした。

ラテン語

ratiō

「計算・理由」← reor(考える・判断する)

ラテン語 → 英語

ratiō → ratio

数学用語として直輸入

ratio

比率 — 計算が示す関係

フランス語

ration

「配給量・食糧」

ration

配給 — 計算して配る取り分

経路は EnglishBattle の語源ツリー(Wiktionary 由来)に基づく

この家族の広がりは見事です。rational(合理的な)と irrational(非合理な・無理数の)は「計算=理性」の直系。proportion(割合)や portion(一人分)も同じ系譜にいます。数学の「有理数(rational number)」は誤訳気味で、本来は「比(ratio)で表せる数」という意味です。

使い方と例文

ratio の使い方

the ratio of A to B — AとBの比率

  • Mix rice and water in a ratio of 1 to 1.2.米と水を1対1.2の比率で合わせる。
  • a high debt-to-income ratio高い債務対収入比率

ration の使い方

ration = 配給量/配給する — 戦時・災害・節約の文脈

  • Each family received a weekly ration of rice.各世帯は週ごとの米の配給を受けた。
  • I'm rationing my coffee to one cup a day.コーヒーは1日1杯に制限している。

よくある間違い

×the ration of teachers to students

○the ratio of teachers to students

数量の関係は ratio。ration だと「教員の配給量」という意味不明な表現になります。

理解度チェック

(縦と横の関係。)

(配られる取り分。)

よくある質問

Q. rate との違いは?

rate は「単位あたりの量・速度・料金」(exchange rate、heart rate)で、時間や基準量に対する値です。ratio は2つの量の純粋な比を指します。

同じ語源の仲間

proportion(割合)も portion(一人分)も同じ系譜。「計算して分ける」という家族の仕事が語彙に残っています。

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