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印欧祖語

*seh₂-

満ち足りさせる

to satisfy, to sate

英語での現れ方

印欧祖語で「満ちる・満たす」を表した語根。ラテン語 satis(十分)経由の sat が中心で、satisfy(十分にする→満足させる)、saturate(満たしきる→飽和させる)、satisfaction(満足)のように「満ち足りる」の意味がそのまま生きている。

ラテン語 sānus(満ち整った→健全な)につながる系統からは san の形が生まれ、sanity(正気)、insane(健全でない→正気でない)に現れる。ゲルマン語系の本来語では sad がこの仲間で、原義は「満腹した」。満腹→鈍重→沈んだ、という流れで「悲しい」に転じたという意味変化が面白い。