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古英語

on-

上に・中へ

on, upon, or into

動作の開始や強調を表す動詞・形容詞を作る

英語での現れ方

古英語の on- は「…の上に・…の中へ」という位置関係から出て、動詞に付くと「その動作にとりかかる」「一気に…する」という色合いを加えた。現代英語ではほとんどが弱まって a- になり、about(外側をぐるりと→周りに)とその合成語 turnabout・roundabout・knockabout・layabout・whereabouts・thereabouts・hereabouts、向かい合うことから来た again、火が点く alight として残っている。

ac の acknowledge は「…について知る」に由来し、知っていると表明する→認める、という意味に落ち着いた。acknowledged・acknowledgment・acknowledgement・unacknowledged がその派生。an の anneal は「火をあてる」で、金属やガラスを焼きなます専門語として生き残り、儀式で油を塗る anele も同じ作りをしている。

見落としやすいのが un の系列で、古英語で「鍵を開ける」「元の状態に戻す」を表した動詞の on- が、否定の un- に引きずられて unlock・unlocked・undo・undone・undoing・undoer になったとされる。ここでの un- は否定ではなく反対動作を表す働きをしており、「鍵をかけていない」ではなく「鍵を開ける」を意味するのはそのためである。