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印欧祖語

*sperH-

蹴る

to kick

英語での現れ方

英語で目立つのはギリシャ語 σφαῖρα(球)から来た sphere で、球そのものを指すほか、atmosphere・hydrosphere・stratosphere・lithosphere のように「地球を包む層」を表す語をいくらでも作る。形容詞・名詞になると語末の e が落ちて spher の形をとり、spheric・hemispheric・spheroid・sphericity のように続く。

もう一方はゲルマン語系の本来語で、spur(拍車=馬を蹴るための道具)と spurn(蹴りのける→はねつける)に「蹴る」の意味が素直に残っている。獣の足跡を指す spoor もこの仲間とされる。球と拍車が同じ語根から出たというのは一つの説であって、綴りも意味も離れているので、実際には sphere は「球・層」、spur は「蹴る」と切り分けて覚えるのが早い。