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印欧祖語

*krep-

body

英語での現れ方

この家族の中心はラテン語 corpus(体)で、その語幹 corpor- から来た corpor が最もよく現れる。corporation(一つの体にまとめたもの→法人・企業)、corporate、incorporate(体に取り込む→法人化する・組み込む)、incorporated、corporal(体の)、corporeal(肉体をもつ)、incorporeal。「体」というより「一個のまとまった組織」として使われることが多い。

古フランス語を通ると母音が落ちて corp になり、corps(一つの体をなす集団→部隊)、corpse(死体)、corpulent(体の大きい)、corpulence が生まれた。同じ語から cors の形をとったのが corset(体を締めつけるもの)と corsage(もとは衣服の胴部)。学術的な語ではラテン語形のまま corpus が残り、corpus(本体・言語資料体)、corpuscle(小さな体→微粒子)、corpuscular が並ぶ。

ゲルマン語系の本来語では古英語 hrif(腹)が riff の形で残り、midriff(体の真ん中→横隔膜・みぞおち)がその代表。leprechaun も古アイルランド語で「小さい体」を指した語からとされる。中心の意味は「体・胴」で、そこから「まとまった一団」「本体」へ広がった。corp を見たら「一つの体としてのまとまり」を当てはめると意味がつかみやすい。