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印欧祖語

*h₂(e)rmos

英語での現れ方

ラテン語 arma は「(身に)装着する道具=武具」で、体の arm(腕)と綴りが同じなのは英語に入ってからの偶然に近い。arm の army は「武装した集団」、armada はスペイン語形の艦隊、armistice は arma+「止める」で休戦、armature は「武装→骨組み・電機子」。否定の dis- がつく disarm・disarmament は「武器を取り上げる」で、比喩では「警戒を解かせる」(disarming smile)にもなる。

armor / armour は「武具一式」で、米つづりと英つづりの違いが armorer / armourer、armory / armoury にそのまま出る。alarm はイタリア語 all'arme(武器を取れ!)という掛け声がまるごと名詞になったもので、現在の「警報・目覚まし」は「危険を知らせる叫び」から。古い形の alarum は劇のト書きなどに残る。gendarme はフランス語 gens d'armes(武装した人々)で、綴りの中に arme が隠れている。