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ラテン語

-illus

名詞の指小語を作る

英語での現れ方

ラテン語で名詞に付いて「小さな〜」を作った語尾。英語ではまず筆記具と薬の名前に大きく現れる。「小さな尾=筆」を意味した語から、絵筆を指した古フランス語形を経て pencil(鉛筆)が生まれ、penciled / pencilled と活用する。同じ語にちなんで名付けられたカビから penicillin(ペニシリン)が命名され、以後 cillin の形が抗生物質の共通語尾になった。ampicillin・amoxicillin・methicillin・oxacillin・nafcillin・piperacillin・dicloxacillin が並び、penicillinase(分解する酵素)・penicillamine(誘導体)も同じ系列にある。

もう一つの柱が「小さな杖」を意味した bacillus で、棒状の細菌の名になり、前に性質を置いて lactobacillus・thiobacillus・streptobacillus と種類を分ける。ほかに小さな書き付けの codicil(遺言補足書)、「小さな人形(瞳に映る像)」から来たとされる pupil(瞳孔・生徒)、小さな木の実から myrtle(ギンバイカ)。コツは -cillin を見たら抗生物質、-bacillus を見たら細菌と機械的に判断すること。注意点は penciled と pencilled のように、-ed 形で l を重ねるかどうかが米英で割れること。