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印欧祖語

*h₂enh₁-

息をする

to breathe

英語での現れ方

呼吸を表す語根は、ラテン語 anim / anima を経て、生命や心に関する語に広がった。anima(生命・魂)、animus(心・精神)、animal(生き物)のように、息をするものから生命そのものへ意味が展開している。animate・animation・animated は「生命を与える・生き生きさせる」ことに関係し、inanimate・unanimated はその反対に生命や活動性がないことを表す。

anim は心の状態や性質にも現れる。animosity(敵意)は感情の強さ、unanimous・unanimity・equanimity は心や意見が一つであること、magnanimous・pusillanimous は心の大きさ・小ささを表す。anem の anemone・anemometer はギリシャ語で「風」を表す語形に由来し、息や風という近いイメージを保っているとされる。

呼吸の動作そのものは inhal(吸い込む)と exhal(吐き出す)に分かれる。inhale・inhalation・inhaler は空気を体内へ取り込む側、exhale・exhalation は外へ出す側の語である。asthma・asthmatic も呼吸に関わる語として、この語根の広がりを示す。