ゲルマン祖語
*bandiz
英語での現れ方
- bandband・bandwidth・broadband・wideband・waveband・headband・noseband・neckband・waistband・wristband・sweatband・watchband・bandsaw・bandstand・bandmaster・bandwagon
- bondbond・bondable・bondholder
中心の意味は「縛る帯」。体や物に巻く帯として headband・noseband・neckband・waistband・wristband・sweatband・watchband があり、どれも「どこに巻くか」を前に置くだけの素直な作りである。幅を持った帯という発想は通信にも及び、周波数の帯を指して bandwidth・broadband・wideband・waveband となった。帯状の道具が bandsaw(帯のこ)。さらに「結び付いた一団」の意味から楽団・楽隊を指す用法が生まれ、bandmaster(楽長)・bandstand(野外音楽堂)・bandwagon(楽隊車→時流)がこの筋に属する。
コツは、band に出会ったら「帯」「一団・楽団」「帯域」の三つを文脈で選ぶこと。複合語の前半を見れば、体の部位なら帯、音楽なら楽団、通信なら帯域とほぼ決まる。注意点は母音が変わった bond で、こちらは「結び付き・契約・債券」という抽象側を担い、bondholder(債券保有者)・bondable を派生した。band と bond は同じ語の二つの姿と覚えておくとよい。旗を意味する banner も、目印として掲げる布からこの家族に連なるとされる。