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西ゲルマン語

*strīkan

なでる

to stroke

英語での現れ方

西ゲルマン語の段階ですでに「なでる・こすって進む」の意味を持ち、古英語 strīcan、中英語 striken を通って現代の strike / strik になった。不規則変化は古い母音交替の名残で、過去分詞から出た struck / strick の形は形容詞として独立し、awestruck・thunderstruck・dumbstruck・moonstruck・sunstruck・stricken のように「打たれた状態」を表す。労働争議の意味は近代になって加わったもので、striker・strikebreaker・strikebreaking・strikebound はその流れ。

同じ段階の名詞から分かれたのが stroke で、「ひと打ち・ひとなで」を表す。backstroke・breaststroke・upstroke・downstroke・instroke・keystroke・masterstroke・sunstroke のように、何を一度動かすのかを前半が示す。同じ語根から出たとされる trickle(したたり落ちる)や、船体の板を指す strake も、「すっとこすれて動く」というイメージでつながっている。