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西ゲルマン語

*kweman

来る

to come

英語での現れ方

古英語 cuman(来る)がそのまま come で、come – came – come の不規則変化を保っている。この家族の面白さは、前置詞・副詞と組み合わせて意味を作る力の強さにある。income は「入ってくるもの→収入」、outcome は「出てくるもの→結果」、overcome は「上から覆いかぶさるように来る→打ち勝つ」、become は「〜に到り着く→〜になる」。

coming 側は「近づいてくる」系の形容詞をたくさん作る。upcoming(今度の)、oncoming(向かってくる)、forthcoming(近く出る/進んで情報を出す)で、forthcoming の「協力的な」の意味は「情報が出てくる」からの転用。welcome は古英語の「望まれて来た人」で、そこから動詞にもなった。unbecoming は become の古い「似合う」の用法から来ていて、「(服装や言動が)ふさわしくない」の意味。unbecomingly・unbecomingness まで含めて、become を「なる」だけで覚えていると読めない語なので注意したい。