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印欧祖語

*gʷémt

歩む、到着する

to step, to arrive

英語での現れ方

印欧祖語で「歩む・来る」を表した動詞にさかのぼる語根で、ラテン語やギリシャ語の「来る・行く」を表す動詞も同じ根から出たとされる。ゲルマン語ではこれが kw- で始まる形になり、古英語 cuman を経て come になった。英語で最も基本的な動詞のひとつでありながら、ラテン語系の借用語と根を共有しているのが面白いところ。

英語側では派生よりも複合で増えるタイプで、名詞の income・outcome、動詞の become・overcome・welcome、形容詞化した coming(upcoming・oncoming・forthcoming・becoming)が主な現れ方。becoming は「似合っている」、unbecoming はその否定で「ふさわしくない」という、現代の「〜になる」からは想像しにくい意味を保っている。unwelcome・welcoming のように、複合してから改めて接頭辞・接尾辞を足す層もある。