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イタリック祖語

*flektō

英語での現れ方

この動詞は現在形の語幹が flect-、完了分詞の語幹が flex- で、同じ語の二つの形が英語に別々に入っている。動作を表す動詞とその派生語は flect 側になりやすく、reflect(跳ね返す・熟考する)・deflect(そらす)・inflect(語形を変化させる)・genuflect(genū=ひざ、を曲げて礼をする)、名詞は reflection・inflection、道具は reflector・deflector。性質や結果を表す語は flex 側で、flexible(曲げやすい・融通のきく)・flexibility・flexion(屈曲)・flexure・reflex(反射)・circumflex(曲折アクセント記号)。

reflect は光の「反射」と心の「熟考」の両方を担い、reflection も「映った像」と「省察」、reflective も「反射する」と「思慮深い」の二重の意味を持つので、文脈で読み分ける必要がある。文法用語では inflection が「語形変化」、uninflected は「語形変化しない」、reflexive が「再帰の」。名詞化の語尾は一定しておらず、-ion(reflection・inflection)、-ity(flexibility・reflexivity・reflectivity)、-ance(reflectance)が並ぶので、対応する名詞は語ごとに覚えるほうが早い。反対語は in- を付けて inflexible(融通のきかない)とするのが基本形。