西ゲルマン語
*turnēn
英語での現れ方
- turnturn・turning・overturn・overturned・upturn・turnout・turnover・turnstile・turnkey・turnbuckle・turnery・turnspit・turncock・turnround・turnstone
綴りが一切崩れず turn のまま使われ続けている珍しい家族で、意味も「回す・向きを変える」から離れない。overturn は上下をひっくり返す、upturn は上向きに転じる(景気の好転)、turning は曲がり角、と方向を表す語がそのまま副詞・接頭辞として前後に付く。
この家族の難しさは語そのものではなく、複合語になったときに意味が固定される点にある。turnout は「出てきた人の数→人出・投票率」、turnover は「ひっくり返ること→離職率・売上高」、turnstile は一人ずつ回して通す回転式ゲート、turnkey は鍵を回すだけで使える状態(ターンキー方式)を指す。turnspit・turncock・turnbuckle・turnery のように、道具や職人の名前では「回す」動作が文字どおり残っているので、まず物理的に何が回っているかを想像し、そこから比喩に進むのがコツ。