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ゲルマン祖語

*kukkaz

雄鶏

rooster

英語での現れ方

ゲルマン祖語の段階から雄鶏を指した語で、鳴き声をまねた擬音語だとされる。同じ発想の語は北欧語やフランス語にもあり、後期ラテン語にも似た形が記録されている。英語ではこの語が cock として定着し、雄鶏そのもの、若鳥の cockerel、闘鶏用の gamecock を作った。鳥の名では後半に立って peacock・woodcock・blackcock・moorcock となり、体の部分や装身具では cockscomb(鶏冠)、cockspur、cockade を作る。cockfight・cockfighting は闘鶏を指し、その会場だった cockpit が現代では航空機の操縦席を意味するようになった。

意味の広がりで目立つのは、胸を張る雄鶏の姿からの比喩で、cocky(うぬぼれた)、cockiness がそれに当たり、cockeyed は「ゆがんだ・見当違いの」を意味する。栓や弁を指す stopcock・turncock は、形やつまみの見た目から来たとされる用法である。舵手を意味する coxswain は、小舟を指す別の cock と「若者」を表す語が結びついた合成で、その短縮が cox になった。日常語としては俗語的な用法も強く、cocksucker のような語を作るため、書き言葉では使い方に注意が要る。