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印欧祖語

*h₁lewdʰ-

育つ;人々

to grow up; a people

英語での現れ方

ラテン語 līber(自由な)はもともと「その土地の民に属する=奴隷でない」を指したとされ、そこから liber の語群が広がった。liberty(自由)・liberal(自由な・寛大な)・liberate(解放する)・liberation が中心で、liberalism・neoliberal・liberalization・liberality のような政治・経済の用語もここから伸びている。古英語系では「人々」の意味が lede に残った。

見落としやすいのが liver の形で、deliver は de-(離して)+「自由にする」から「解き放つ→引き渡す・配達する」になった語。delivery・deliverance・deliverer・deliveryman が同じ仲間で、「配達」と「救出」という一見無関係な訳語が同居しているのはこのため。libert は「自由すぎる人」の方向に傾き、libertine(放蕩者)と libertarian(自由至上主義者)で評価が分かれる点に注意。ギリシャ語側から入った proselyt(proselyte=やって来た人→改宗者)は、「行く・育つ」という語根のもう一つの面を伝えている。