「maxim」は、15世紀初頭に「自明の理、公理」を意味する「maxime」として使われ始めました。これは古フランス語の「maxime」から来ており、さらに後期ラテン語の「maxima」に由来します。「maxima」は、ボエティウスが用いた「maxima propositio」（最大の前提）や「maxima sententarium」（公理）などの表現から短縮されたもので、ラテン語の「maximus」（最大の）の女性形です。「maximus」は、インド・ヨーロッパ祖語の「*meg-」（大きい）の最上級形「*mag-samo-」から派生しています。このように、「maxim」は「最大の前提」や「公理」を意味する語源から、一般的な真理や行動の指針となる「格言」という現在の意味に繋がっています。