イタリック祖語
*tri-
三・三重の
three, threefold
「三」の意の語を作る
英語での現れ方
- tritriple・trident・tricycle・trimester・triennial・trilateral
- triptriple・triplet・tripling・tripartite・tripletail
- trivitrivial・trivia・trivium・triviality・trivialize
- trave / travatravel・travail・travelogue・travelog
- tretrefoil・treble
ラテン語で「三・三重の」を表した合成用の形。数詞がそのまま意味になるので、後半の語さえ知っていれば読める語が多い。triple(三倍)、triplet(三つ子)、trident(三つ歯の矛)、tricycle(三輪車)、trimester(三か月)、triennial(三年ごとの)、trilateral(三者間の)、trireme(三段櫂船)、tripartite(三部から成る)がその型で、tricolour・tricorn・trefoil のように色や形を数える語も同じ作り。
面白いのは数の意味が見えなくなった語で、trivial は「三つの道が交わる辻」を意味した trivium から、「どこの辻でも聞く話→ありふれた・ささいな」へ転じたとされる。trivia・triviality・trivialize も同じ筋。travel・travail は三本の杭でできた道具の名からきたとされ、「苦役」から「骨の折れる旅」へ移った。treble も「三倍」から音楽用語になった語で、由来を知っておくと忘れにくい。