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イタリック祖語

*gʷraus

重い

heavy

英語での現れ方

ラテン語 gravis「重い」がそのまま物理的な重さへ進んだのが grav の系統。gravity は「重さ→重力・重大さ」、gravitation は引き合う働き、aggravate は「さらに重くする→悪化させる」、gravid は「(胎を宿して)重い」。学術語では gravimetric(重量測定の)のように「重さを測る」部品として働き、thermogravimetry のように他の語根と組み合わさる。gravitas は「重々しさ・威厳」でラテン語の形のまま英語に入った語。

古フランス語を経た grief / griev は「心に重くのしかかる」方向へ進んだ語群で、grief(深い悲しみ)、grieve(悲しむ)、grievance(不満・苦情)、grievous(重大な・痛ましい)と並ぶ。同じ「重い」でも、ラテン語の綴りを保った grav は理系・法律の硬い語に、フランス語経由の griev は感情の語になりやすい。対にして覚えると、綴りと意味の両方で迷いにくくなる。