西ゲルマン語
*hlaib
パン
bread
英語での現れ方
- loafloaf・meatloaf
- lordlord・lordly・lordship・landlord・overlord・warlord・milord
- lady / ladilady・ladylike・unladylike・landlady・saleslady・ladybug・ladybird
古英語で「パン」を意味した語が核にある。「パンを守る者」を意味する複合が縮まって lord、「パンをこねる者」が lady になったとされ、家の食糧を握る者が主人・女主人だという発想が背景にある。そこから土地の主が landlord・landlady、戦を率いる者が warlord、上位の支配者が overlord と、後の時代に複合語が増えた。lordly(尊大な)、lordship(領主の地位・敬称)、milord は敬称としての用法。
現代語で「パン」の意味を保つのは loaf(ひと塊のパン、meatloaf ミートローフ)だけで、lord・lady は身分や敬称の語として完全に独立している。ladybug・ladybird の lady は聖母マリアを指す用法から来たとされ、虫の名として固定した。ladylike・unladylike・saleslady のように、lady は「女性らしさ」を表す要素としても生き続けている。