EnglishBattle

中期英語

-et

英語での現れ方

古フランス語の指小辞が中英語に大量に入り、語末の et として定着した。どれも「元の物の小型版」を指したのが始まりで、tablet は小さな板(→錠剤・タブレット)、helmet は小さなかぶと、hatchet は小さな斧、lancet は小さな槍(→ランセット)、packet は小さな包み、pullet は若い雌鶏、bassinet は小さな盥(→ゆりかご)、tercelet は小型の雄の鷹。楽器では cornet(小さな角笛)と trumpet が同じ作りで、trumpet からは trumpeter・trumpets・trumpetfish・trumpetwood と派生が広がった。

コツ・注意は、現代英語ではこの -et に「小さい」という感覚がほとんど残っていないこと。tablet は錠剤の意味が定着し、そこに -oid(〜のようなもの)を付けた tabloid(圧縮した新聞→タブロイド紙)、さらに短縮した tab まで生まれている。dulcet(甘美な)は形容詞に付いた例外的な例。poultry は pullet と同じ「若鶏」系の語から出たとされ、lint も -et 形が縮んだ姿で、いまの綴りからは指小辞を含むと気づきにくい。