ラテン語
-ēscō
英語での現れ方
- esce / escenevanescence・evanescent・phosphorescence・recrudescence・pubescence・pubescent・prepubescent・arborescent
- ishvanish・vanished・vanishing・vanishingly・vanisher
- pactpact・compact
動作の開始や、じわじわ進む変化を表した語尾で、英語では esce / escen の形で学術語に多く残る。arborescent は木のようになっていく(樹状の)、pubescent・pubescence・prepubescent は思春期に入りつつある状態、phosphorescence は光を発しはじめて残る現象(燐光)、evanescent・evanescence は消えていく途中であること、recrudescence は病気がぶり返しはじめること。いずれも「完了した状態」ではなく「そうなりつつある」という途中の感じが共通する。
同じ語尾がフランス語を通ると ish に化け、vanish(消えていく)とその派生がこの形をとる。evanescent と vanish が同じ語だと分かると、学術語と日常語がひとつにつながる。pact は「取り決めを固めていく」動詞から出た名詞で、pact(協定)と compact(きっちり結ばれた→協約・緻密な)が並ぶ。読むときのコツは、esce を見たら訳語に「〜し始める」「〜しつつある」を一度当ててみること。名詞形 -escence は「その変化そのもの」を指す。