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ラテン語

-nus

配分数詞を作る

英語での現れ方

ラテン語には「二つずつ・三つずつ」のように配る数え方を表す配分数詞があり、bīnī・ternī・quaternī・dēnī・centēnī のように -nus / -nī の形をとった。英語ではこの n が数詞語根の後ろに残るのが目印になる。bīnus からは bin で、binary(二進の)、binocular(両眼の)、そして combine(二つを組み合わせる)・combination・recombination が出る。組み合わせの語がすべて「2」から来ている点は意外だが、combine の芯は「二つずつにする」である。

三つずつの ternī・trīnus からは tern / trin で、ternary(三進の・三要素の)、ternate(三出の)、tern(三つ組)、ternion、trine、trinity(三位一体)。百ずつの centēnī からは cent で、centenary(百年祭)、centenarian(百歳の人)、さらに bicentenary・tercentenary・tricentenary と倍数が乗る。八十・七十ずつの octōgēnī・septuāgēnī は genarian の形で octogenarian(八十代の人)、septuagenarian(七十代の人)になった。

十ずつの dēnī から作られた銀貨 dēnārius は、各地の通貨名として英語に残っている(dinar・dinero・denier)。数詞に n が挟まったら「〜ずつ・〜組」と読むのがコツで、単なる序数や倍数とは役割が違う。