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西ゲルマン語

*marku

境界

boundary, edge

英語での現れ方

もとの意味は「境界・目印」。土地の境を示す landmark は「陸標」から「画期的な出来事」へ、作業台に刻んだ基準線を指す benchmark は「基準・指標」へ、品質を保証する刻印である hallmark は「特徴・折り紙つきの証」へと、いずれも「基準となる印」の比喩に育っている。実務語も多く、trademark(商標)、bookmark・bookmarker(しおり)、watermark(透かし)、postmark(消印)、tidemark(潮の跡)、birthmark(あざ)、earmark(家畜の耳印→用途を指定する)。動詞・派生は mark、marker、marked(際立った)、markedly(著しく)、marking。

re-(繰り返し・強め)+印をつける の remark は「注目する→述べる」となり、remarkable は「印をつけるに値する=注目すべき」、remarkably はその副詞。否定形の unremarkable(取り立てて言うほどでない)、unremarked(気づかれない)も硬い文章でよく使う。marks の形では marksman(狙った的に印をつける人=射撃の名手)、marksmanship(射撃の腕前)。印を「つける」から「見て取る」まで、視線の向きが二方向にある点を意識すると読み分けやすい。