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印欧祖語

*bʰreh₁-

熱する

to heat

英語での現れ方

中心にあるのは「息・湯気が立つ」というイメージで、名詞の breath(息)と動詞の breathe(息をする)が代表。綴りが一字違うだけなのに品詞と発音が変わるので、breath はブレス、breathe はブリーズと覚え分けたい。breathless(息もつけない)、breathtaking(息をのむような)、breather(ひと休み)、breathalyzer(飲酒検知器=breath + analyzer の混成)と、日常語も比喩表現もこの綴りから出る。潜水器具の scuba も頭字語の b が breathing にあたる。

もう一つの現れ方が breed で、もとは「(卵や子を)温める」意味だったとされ、そこから「育てる・繁殖させる・品種」へ広がった。過去形・過去分詞は bred なので、inbred(近親交配の)、outbred、interbred のように綴りが縮む点に注意。crossbreed(交雑する)、interbreed(種を越えて交配する)、inbreeding(近親交配)と、接頭辞で交配の型を言い分ける。この家族の burn は「燃える」ではなく「泉から湧く小川」の意で、bourne(小川)と並ぶ古い語。