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ゲルマン祖語

*kunnaną

英語での現れ方

もとの意味は「知っている」で、そこから「やり方を知っている→できる」へ移り、助動詞の can になった。知識の側の意味は北部やスコットランドの語に残っていて、canny(抜け目のない・慎重な)、cannily がその代表。ken は名詞で「知識の及ぶ範囲」、kenning は古い詩で使う言い換え表現を指す。uncanny は「普通には知りようのない→不気味な」で、uncannily も同じ含み。

現在分詞から出た cunning は「よく知っている→巧みな→ずる賢い」と悪い方へ寄った語で、cunningly も同じ。過去分詞から出た「知られている・行儀を心得た」の形は否定形だけが生き残り、uncouth(無作法な)、uncouthly、uncouthness として使われる。この家族は「知る」を出発点に、「できる(can)」と「知りすぎて悪賢い(cunning)」の二方向に割れたと押さえると、意味の落差が理解しやすい。