印欧祖語
*ǵn̥néh₃ti
英語での現れ方
- can / canncan・canny・uncanny・cannily・uncannily
- cunncunning・cunningly
- kenken・kenning
- couthuncouth・uncouthly・uncouthness
「知る」を表した語根で、ゲルマン語を通って英語に入った語がこの家族をつくる。中心にあるのは助動詞 can で、「知っている」から「できる」へ意味がずれた結果、今では能力を表す語になっている。知識の側を残すのが ken(知る・知識の範囲)と kenning、そして「知りようがない」から不気味さを言う uncanny・uncannily。canny・cannily は「よく分かっている→抜け目がない」で、ほめる含みで使う。
同じ動詞の分詞から出た語には評価の色が付いている。cunning・cunningly は「巧みすぎて油断ならない」、否定形だけが残った uncouth・uncouthly・uncouthness は「(作法を)知らない→無作法な」。ラテン語やギリシャ語を経た同語源の語とは綴りが大きく違うため、英語の中では c/k で始まるこの一群としてまとめて覚えるのがよい。