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Proto-Hellenic

*tórnos

英語での現れ方

原義は木や金属を回して削る旋盤・轆轤で、ラテン語 tornus・tornāre を経て「回す」という広い意味の動詞になった。英語の turn はほぼすべてここから来ていて、turning・turner・turnery のような派生のほか、方向を表す語と組んだ overturn(ひっくり返す)、downturn(下向きの転換→景気後退)、upturn、outturn、turnabout、turnround のように「向きが変わること」を名詞にする形が多い。turnover(ひっくり返ること→売上高・人の入れ替わり)や turnout(出てくること→人出・投票率)は、句動詞をそのまま名詞にした型。

複合語では「回して働くもの」が並ぶ。turnst / turnt の turnstile(回転式の改札)・turntable(回転台)のほか、turnkey(鍵を回すだけで動く)、turnbuckle、turnspit、turncock、turnpike。turncoat は上着を裏返す人から「寝返る者」になった。フランス語を経た語は綴りが ou になり、tourn / tourni の tournament(馬を回して戦う武技→勝ち抜き戦)、tourniquet(ねじって締める止血帯)が代表。スペイン語の tornillo(ねじ)にも回転の意味がそのまま残っていて、ou の綴りを見たらフランス語経由と考えるとよい。