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印欧祖語

*(s)pelH-

声に出して言う

to say aloud

英語での現れ方

spell はもともと「語り・話」で、そこから「呪文(唱えて効く言葉)」と「一字ずつ言う=綴る」の二方向に分かれた。魔法の側にあるのが spellbound(呪縛された→魅了された)、spellbinder・spellbinding(人を引きつける話し手・話)、unspell。綴りの側が spelling・misspell・misspelling・speller・spelldown(綴り字競技)・fingerspelling(指文字)。gospel は「良い知らせ」という古い合成語で、spell の「話」の意味が化石として残っている。

spill 系は「こぼす・散らす」で、spillage(こぼれた量)、spillover(あふれ出し→波及効果)、spillway(余水路)、overspill(あふれ・過剰人口)のように、液体だけでなく影響の広がりにも使う。同じ家族に置かれていても spell(言葉)と spill(こぼす)は意味の方向が別なので、分けて覚えるのが安全。spelt は spell の過去形のイギリス式綴りであると同時に穀物の名でもある。