ゲルマン祖語
*lubō
愛
love
英語での現れ方
- lovelove・loved・lover・lovely・loving・lovingly・loveless・lovesick・lovelorn・lovebird・loveseat・truelove・unloved・unloving・loveliness
- lovellovely・unlovely・loveliness・lovelorn
- lovable / loveablelovable・loveable・unlovable
ゲルマン祖語では「愛」を表す名詞と、それに対応する「愛する」の動詞が対になっており、英語ではその両方が同じ綴り love に落ち着いた。名詞と動詞が同形なので派生が作りやすく、人を表す lover、性質を表す lovely・loveliness、様態の lovingly、欠如の loveless、可能の lovable / loveable と、接尾辞をひととおり取り込んでいる。否定の un- も自由に付き、unloved(愛されない)・unloving(愛情のない)・unlovely(美しくない)・unlovable が揃う。
コツ・注意として、この family は借用語がほとんど混じらない本来語の集まりなので、綴りに例外が少なく、love- の後を読むだけで意味が取れる。lovesick は「恋の病にかかった」、lovelorn は「愛を失った」、truelove は「まことの恋人」と、二語を足しただけの素直な作りである。lovebird・loveseat のように「二つで一組」を含意する複合語が多いのもこの family の癖。lovage だけは植物名で、綴りが love- に引き寄せられた結果この一族に並んでいるとされる。