EnglishBattle

西ゲルマン語

*pott

英語での現れ方

古英語 pott(壺)がほぼそのまま pot として残り、容器の語をまとめて作る。中身や用途を前に置く型が生産的で、teapot(茶を入れる器)・stockpot(だし用の鍋)・inkpot(インク壺)・honeypot(蜜壺→誘い出すもの)のように分解できる。potluck は「鍋にあるもの任せ」から「持ち寄り」の意味になったとされ、potshot も「鍋に入れるための手軽な一撃→当てずっぽうの攻撃」と、鍋の生活感が比喩に残る。

職人を表す -er が付いた potter(陶工)から pottery(陶器・窯元)が生まれ、動詞の repot(鉢を植え替える)、形容詞の potbellied(太鼓腹の)まで派生は広い。同じ語からフランス語を経て「鍋で煮たもの」を指した pottage があり、porridge はその変化形とされる。pot を見たら「容器そのもの」を指すのか「そこで煮た中身」を指すのかを考えると、意味が取りやすい。