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西ゲルマン語

*augā

eye

英語での現れ方

ゲルマン語の「目」がそのまま eye になった。前半に置く複合が多く、体の部位では eyelid(まぶた)・eyelash(まつげ)・eyebrow(まゆ)・eyeball、器具では eyepiece(接眼レンズ)・eyeglass/eyeglasses・eyecup、化粧では eyeliner・eyeshadow、状態では eyesight(視力)・eyestrain(眼精疲労)・eyeless。比喩に転じたものも多く、eyesore(目障りなもの)、eyewash(目薬→ごまかし)、eyewitness(目撃者)、eyeful(目を奪うもの)。色や形+eye で生き物や症状を名づける型もあり、goldeneye・redeye・pinkeye(結膜炎)・bigeye・deadeye(射撃の名手)・fisheye(魚眼レンズ)が並ぶ。

意外な仲間が window で、古ノルド語 vindauga「風の目」=壁に開けた風の通る穴に遡るとされる。windowpane(窓ガラス)・windowsill(窓台)と複合を作り、いまでは eye との関係は綴りからは見えない。まぶたを表す古い複合(*ēaghlid)が eyelid にそのまま残っているように、この語族は古英語の複合の形をよく保っている。コツは、eye- の複合語を「目そのもの」か「目で見る/目に映る」の比喩かで二分して読むこと。