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西ゲルマン語

*buhsā

box

英語での現れ方

ラテン語 buxis(ツゲ材の容れ物)が西ゲルマン語に入り、古英語 box になったとされる。英語では box が「箱」の基語で、中身や用途を前に置いた合成語を自由に作る(toolbox・mailbox・breadbox・tinderbox・cashbox)。そこから「箱状の区画」一般へ広がり、gearbox(歯車の入った箱)、boxcar(有蓋貨車)、skybox(観覧席)のように、閉じた空間を指すようになった。

同じ語をオランダ語・低地ドイツ語系で受け取った側は「筒」の意味を保ち、buss の形で blunderbuss(雷のような筒=ラッパ銃)に残る。box は「箱に入れる」動詞にもなり、un- をつけた unbox のように接頭辞も付く。合成語に出会ったら、まず「何を入れる箱か」と読むと意味が取りやすい。