casual と casualty の違い
casual は「くだけた・何気ない・偶然の」、casualty は「(事故や戦争の)死傷者・犠牲者」。似た形なのに、一方は軽く一方は重い — 鍵は「偶然に起きる」という共通の語源です。
結論
casual 「カジュアルな・何気ない/偶然の」— 服装・態度・偶発
casualty 「死傷者・犠牲者」— 偶発的な事故・戦争で生じた被害者
偶然・気軽が casual、偶発の惨事で生じた犠牲者が casualty。
比較表
| casual | casualty | |
|---|---|---|
| トーン | 軽い(くだけた・何気ない) | 重い(死傷・被害) |
| よく使う形 | casual clothes普段着 a casual remark何気ない一言 | civilian casualties民間人の死傷者 a casualty of 〜〜の犠牲(となったもの) |
| 例文 | It's a casual dress code.服装は自由(カジュアル)です。 | The quake caused many casualties.地震で多数の死傷者が出た。 |
語源でわかる違いと覚え方
共通の祖先はラテン語 cāsus「転倒・偶然・出来事」— 動詞 cadō「落ちる」から。「偶然に降りかかること」が核です。casual は「偶然の→形式ばらない・何気ない」、casualty は「偶発の出来事で倒れた人=死傷者」へ振れました。
cāsus「落ちる・出来事」の家族は広大 — case(場合・事件)、accident(偶然・事故=降りかかること)、occasion(機会)、cadence(抑揚=声の落ち)、decay(腐る=落ちていく)。casualty の重さは「戦や災いで倒れた人」というイメージから。同じ「偶然に起きる」でも、日常なら casual、惨事なら casualty です。
覚え方
偶然・気軽が casual、偶発の惨事で倒れた人が casualty。核は「落ちる・偶然 cāsus」。
case・accident・occasion も「落ちる・降りかかる」家族。
使い方と例文
casual の使い方
casual + 名詞 — くだけた・何気ない・臨時の
- casual wearカジュアルウェア
- a casual job臨時の仕事
casualty の使い方
casualties — 死傷者・犠牲
- There were no casualties.死傷者はいなかった。
- Privacy is a casualty of the digital age.プライバシーはデジタル時代の犠牲になっている。(比喩)
A casual comment can become a casualty of a heated argument.
何気ない一言が、白熱した議論の犠牲になることもある。
よくある間違い
×casualty Friday(カジュアルな金曜のつもり)
○casual Friday
「私服可の金曜」は casual Friday。casualty は死傷者で、まったく別の意味になります。
理解度チェック
「民間人の死傷者たち」— civilian ___
(複数形。)
惜しい。正解は casualties。casualty の複数形は casualties。子音字 + y で終わるので、y を i に変えて -es を付けます。
「普段着」— ___ clothes
(くだけた。)
惜しい。正解は casual。くだけた服装は casual。
よくある質問
Q. casualty に「事故」の意味もある?
英国では病院の「救急外来(casualty department)」を指す用法があります(米国の ER)。「事故で運ばれる人を扱う所」から。基本の意味は「死傷者」です。
同じ語源の仲間
case・accident・occasion すべて cāsus「落ちる・出来事」の家族。「偶然に降りかかる」が一族の芯です。