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古代ギリシア語

-μων

動作主を表す名詞・形容詞を作る

英語での現れ方

行為者や性質を表す名詞を作ったギリシャ語の接尾辞で、英語には語末の -mon としてそのまま残っている。gnomon は「見分ける者」から日時計の指針、hegemon は「導く者」で、抽象名詞化した hegemony が「覇権」。mnemonic は「よく覚えている」から記憶術の意。ichneumon(マングースやヒメバチ)は「足跡を追う者」、telamon は建築で人像の柱を指す。

最も枝が広いのが δαίμων 由来の demon / daemon / daimon で、綴りの違いが意味の違いに対応する。demon は「悪魔」、daemon / daimon は古代の「神霊・守護霊」の意で使い分けられ、pandemonium は「すべての魔物の場所」として作られたとされる語から「大混乱」へ転じた。alms(施し)は「憐れみ深い」を意味した語の派生形が長い年月で縮まった形で、硬い形容詞 eleemosynary には元の姿が残る。pantaloon と pants は、同じ語を含む聖人名にちなむ衣装名に由来するとされる。