印欧祖語
*bʰéh₂ti
英語での現れ方
- fabfable・fabled・fabulous・fabulously・confab・confabulation・fantabulous
- propheprophet・prophecy・prophesy・prophetic・prophetess・prophetically・unprophetic
- fatfate・fated・fateful
- ffabaffable・affably・affability・ineffable・ineffably
- faninfancy・infanticide
- phasaphasia・aphasic・dysphasia
核にあるのは「口に出して言う」。神が語ったことが fate(運命)、fated(宿命の)、fateful(運命を決する)になり、語られる作り話が fable(寓話)、そこから fabulous(作り話のような→途方もない・すばらしい)が生まれた。preface は「前もって語ること」=序文、confab / confabulation は「語り合うこと」。ギリシャ語側では prophet(前もって語る人)、prophecy(予言)、prophesy(予言する)の一群になる。
面白いのは否定形の作り方で、infant は in-(〜でない)+「話す」から「まだ話せない者」=幼児を指し、infancy(幼少期)・infanticide が続く。ineffable は「口に出せない」=言語に絶する、affable は「話しかけやすい」=愛想のよい、と ff の前後で意味が正反対になるので綴りを丁寧に読みたい。医学語の aphasia(失語)・dysphasia も同じ「話す」の系統で、a-(欠如)・dys-(障害)が付いた形。