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中期フランス語

-et

英語での現れ方

もとは「小さな〜」を表すフランス語の語尾で、英語には語尾だけでなく単語ごと入ってきた。et で終わる借用語は、couplet(小さな対→二行連句)・motet・beignet・flageolet・collet のように、音楽・料理・服飾の分野に集まる。cachet(小さな印)・sachet(小さな袋)・parquet(小さく仕切った床)のように、今も「小さい」の感じが読み取れる語も多い。女性形の brunette や、イタリア語・スペイン語を経た machete・castanets も同じ発想の語尾を持つ。

この家族で目を引くのは語が縮んだ例で、cabriolet(跳ねるように走る二輪馬車)が英語で cab に短縮され、そこから taxicab・minicab・pedicab・cabman・cabdriver・cabby が生まれた。フランス語では語を小さくするための語尾が、英語では語の一部として飲み込まれている。et は英語の中では新しい語を作らないので、「フランス語から来た名詞の目印」として覚えるのがよい。