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印欧祖語

*tónos

英語での現れ方

印欧祖語の「張る」を表す語根から、ギリシャ語 τόνος(張力・調子)が生まれ、ラテン語 tonus を経て英語に入った。中心の意味は「ぴんと張ること」で、そこが音楽用語と医学用語の両方へ分かれる出発点になる。音楽側では monotony(調子が一つだけ→単調さ)、diatonic、baritone。医学側では tonus・tonicity のように筋や組織の張り具合を指す。

コツは hypo-/hyper-/iso- といった程度の接頭辞と組み合わせて読むこと。hypotonic(張りが弱い)、hypertonic(張りが強い)、isotonic(張りが等しい)で、名詞化すると tonia の形(hypotonia・hypertonia)になる。periton 系(peritoneum・peritoneal・peritonitis)は「周りに張り渡された膜」で腹膜のこと。tonic は「体に張りを与える」から飲み物や薬の名にもなり、calcitonin のようにホルモン名の一部にも現れる。