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中期英語

-ere

比較級の形容詞・副詞を作る

英語での現れ方

古英語の比較級語尾が中英語で -ere と綴られ、そのまま現代英語の er になった。付くのは一音節の形容詞・副詞と、-y や -er で終わる二音節語が中心で、fast→faster、few→fewer、fresh→fresher、tame→tamer、grave→graver、dry→drier のように作る。-y で終わる語は y を i に変えるのが規則で、dry の比較級は drier、乾燥機の名詞は dryer と綴り分けるのがふつう。三音節以上の語や分詞由来の形容詞には -er を付けず more を使う。

この語尾には、比較級と意識されないまま日常語になった語がいくつもある。further / farther はもともと far の比較級で、距離には farther、程度や「さらに加えて」には further が好まれ、furthermore(そのうえ)・furtherance(促進)という派生まで作った。upper は up の比較級で「上のほうの」の意味に固まり、uppermost・uppercase(大文字=活字ケースの上段)・uppercut を生んだ。latter は late の比較級で「後者の」、副詞は latterly。注意したいのは、同じ綴りで「〜する人・もの」を作る別の語尾があること。broker・butcher・camper・opener・feller の -er は比較級ではないので、-er を外した残りが形容詞なら比較級、動詞や名詞なら行為者・道具の名だと判断するとよい。