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印欧祖語

*meh₂d-

濡れる・湿る

to be or become wet

英語での現れ方

語根はもと「湿る・肥える」で、そこから「食べ物」の意味が出たとされる。古英語 mete は食物一般を指したが、現代の meat は「肉」に狭まり、meatless・mincemeat・crabmeat・meatpacking のような具体的な語を作る。mate は「食事を分け合う者」から「仲間・連れ合い」になったとされ、roommate・classmate・shipmate・teammate・flatmate と、どこを共にするかを前に置く型が今も生きている。

ギリシャ語の「乳房」から来た mast は医学用語に集まり、mastectomy(切除)、mastoid(乳様突起)、gynecomastia のように使われる。mus 系の musty(かび臭い)や mush には、湿りという元の意味が比較的近い形で残る。-mate の合成語は必ず人を指すので、綴りの似た meat と取り違えないようにしたい。