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イタリック祖語

*reis

thing

英語での現れ方

ラテン語 rēs は「もの・事柄・事実」を広く指した語。その形容詞から real(実在する・本物の)が来て、reality(現実)、realness、realism(現実主義・写実主義)、realist、really(本当に)へ広がった。動詞の realize は「現実のものにする」が原義で、そこから「実現する」と「はっきり分かる」の二つの意味が分かれた(英式綴りは realise・realisation)。realizable / unrealizable、realized / unrealized も同じ枝。

接頭辞が付くと unreal(現実でない)、unreality、unrealism、surreal(現実を超えた)となり、surrealism(シュルレアリスム)・surrealist・surrealistic は芸術運動の名として定着した。reify(抽象的なものを物として扱う)と reification は硬い術語。「公のもの」を意味した二語が縮まった republic(共和国)・republican・republicanism も同じ語で、rebus(絵解き謎)は「ものによって」という語形から来たとされる。realpolitik はドイツ語からの借用。real を見たら「事実として在る」を軸に、realize の二義に注意するとよい。